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すでにご存知の人も多いと思われますが、金の価格は日々変動しています。そのため、金の買取を依頼する際には金相場が高い日を選ぶのがポイントです。本記事では、金の相場が変動する仕組みなどについて詳しく解説しています。
金の相場は、需要と供給のバランスによって変動する仕組みです。金を欲しがっている人が多いけれど、金が少ない状況のときは金の相場が上がります。逆に、金が十分にある状態なのに求める人が少ない場合は、相場は下がるという具合です。また、世界情勢が悪化すると、通過や株の価値に対する信頼が揺らいでしまいます。このとき金は現物資産として安定した資産価値を発揮するため、相場が上がります。金は破綻するという心配がないので、一気に資産価値が下がってしまうことが考えにくいからです。こうした仕組みから、金は投資運用でも多く用いられています。
物価が上がるとインフレが起こります。インフレと金相場の関係は深く、インフレが起こると金の価格も上がります。正確には、金だけでなくさまざまな物の物価が上がります。インフレがいつ起こるかを把握するのは難しいですが、インフレが起こるタイミングは金の価格が上がるタイミングでもありますので、覚えておくと売買のタイミングをつかみやすいです。
需要と供給やインフレなど、金の相場が変わる理由りゆうはさまざまですが、為替相場によって最終的な金の価格が設定されます。為替と合わせて金の相場が変わっていくので、為替の動きは必ずチェックしておきたいところです。世界中に為替市場はたくさんありますが、ロンドンやニューヨークの為替市場の影響を受けやすいといわれています。ちなみに、金の相場は円高だと低くなり、円安になると上がっていきます。為替相場は新聞やテレビのニュースで必ず発表があるので、情報を入手しやすいです。
金の取引価格を知りたいときは、新聞各紙を確認すると記載があります。ただし、新聞に掲載されている情報は前日のものなので、書かれている価格と同じ金額で買い取ってもらえるとは限りません。しかし相場の目安として参考にすることは可能です。また、新聞は世界情勢を詳しく解説していますので、先に解説した金相場が変動する仕組みと照らし合わせて、相場を予想することができます。
そのほか、買取店の取引価格を確認するのもひとつの方法です。買取店の価格はそのままの価格で買取ってもらえるので、参考にしやすいと思われます。ただし、買取業者の買取価格は、業者によって大きく変わります。買取価格が高くても、手数料が必要となる業者もありますし、買取価格は低いけれど、手数料が安い業者もあります。買取業者の取引価格をチェックする際には、買取価格の変動をチェックすることに加え、いろいろな業者の価格を確認したうえで比較検討することがポイントです。