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金を売る際に重要なのが買取業者選びです。このページでは、買取業者を選ぶときに確認したいポイントについて解説していますので、損をしない取引をするためにもぜひ参考にしてみてください。
金を売る際に重要なのが買取業者選びです。このページでは、買取業者を選ぶときに確認したいポイントについて解説していますので、損をしない取引をするためにもぜひ参考にしてみてください。
実際に店舗に足を運ぶ前に、次のポイントを確認しておきましょう。
業者を選ぶ際には、その業者の買取実績を確認しましょう。買取実績は、業者にとって自社の信頼性をアピールするための大切な要素です。そのため、多くの業者は公式サイトなどで買取実績を公表しています。貴金属買取実績が豊富な業者であれば、信頼性が高いと判断してよいでしょう。反対に、買取実績が確認できない業者は避けたほうが無難です。
近年、自宅にいながらにして品物を売却できる「宅配買取」サービスを提供する業者が増えています。しかし、宅配買取を展開する業者のうち、実店舗を持たない業者とのトラブルも少なくありません。金製品を送ったのに振込がない、キャンセルしても返品されない……といった被害に遭わないためにも、実店舗があるかどうかを確認するようにしましょう。
買取を依頼したい業者がある場合、Webサイト上で確認できる口コミなどの評判を確認しましょう。業者選びにおいて、実際にその業者・店舗を利用した人の声は重要な判断材料です。公式サイト上には好意的な口コミしか掲載されていないこともあるため、SNSやGoogleマップなどでも口コミを確認するとよいでしょう。口コミでの評価があまりにも悪い場合は、業者を再検討する必要があります。
金の買取にかんする疑問点について、丁寧に説明してくれるかどうかも重要な判断材料になります。質問に対して不明瞭な回答をするようであれば、都合の悪い事実を隠している可能性も否定できません。反対に、良心的な業者であれば、こちらの疑問点に対して丁寧に回答してくれるでしょう。メールや電話などでの対応がきちんとしているかどうかも大きなポイントです。
金の買取手数料は、業者によってさまざまに設定されています。買取にあたって手数料を取るのが悪いというわけではありません。事前に買取手数料が明示されているかどうかを確認しましょう。また、手数料を差し引いても損をしない買取価格であるかどうかも併せて確認することが大切です。
日によって変わる金相場の影響を受け、金の買取価格も日々変動します。業者によっては、その日の買取相場を公表していたり、金の査定方法について丁寧な解説を掲載していたりすることがあります。情報を積極的に公開している業者は信頼できると考えてよいでしょう。安心して買取を依頼できるだけでなく、大まかな買取価格を事前に把握できるため、納得できる取引ができる可能性も高くなります。
逆に、査定・買取方法について明確な基準を示していない業者は信頼度が低く、満足のいく取引ができないこともあるため、避けたほうがよいでしょう。
業者選びの際には、ホームページ上の情報が十分であるかどうかを確認しましょう。ホームページは問い合わせ窓口として機能するだけでなく、業者の広告塔でもあります。ホームページがない業者や、ホームページがあっても情報が十分に掲載されていなかったり、安っぽいつくりのホームページであったりする業者には注意が必要です。わかりやすく、必要な情報を網羅したホームページであれば、営業体系のしっかりした、信頼できる業者である可能性が高いでしょう。
店頭に出向けない場合は、出張買取や宅配買取を検討することになります。出張買取では、対象となるエリアが限定されることがほとんどのため、事前に確認が必要です。宅配買取は全国対応していることが多いものの、配送料やキャンセル料の扱いは買取業者ごとに異なります。あらかじめチェックしておきましょう。
また、出張買取や宅配買取の場合、巧妙な手口による詐欺である可能性もあります。安心できる買取業者かどうか、しっかり確認することが大切です。
買取業者を選ぶ際は、査定担当者がどのように査定をおこなっているかを確認しましょう。買取時、依頼者の目の前で金の重さをはかるなど、査定担当者自身が査定している業者は信頼できると言えます。
反対に、目の届かない場所で査定をするようであれば、査定担当者ではなく本部がカメラごしに査定していたり、正確に査定されていなかったりすることも考えられます。実際より安い金額で買い取られて損をすることのないよう、査定の様子や担当者の対応に疑問を感じる業者は避けたほうがよいでしょう。
金の買取は、高額な取引になることが多く、しっかりと査定してくれる業者を探す必要があります。また、見積もりを作成してくれるかどうかも重要なポイントです。大手の買取業者をはじめ、ほとんどの業者では、査定や見積もりには無料で対応しています。査定や見積もりに費用がかかる場合、別の業者を検討してもよいでしょう。
査定後、見積額に納得がいかない場合は、取引をキャンセルすることになります。その際、キャンセル料がかからないかどうかを事前に確認しておきましょう。また、取引が成立した場合にも、振込手数料をはじめとした諸手数料が引かれることはないかも要チェックです。
さらに、宅配買取などの場合、万が一の配送トラブルによる損害が補償されるかどうかも確認しておくと安心して取引できます。トラブルに巻き込まれるのを避けるため、査定や見積もり以外にかかる費用の有無についても確認するようにしましょう。
対応エリアが広いことは、その業者の知名度とブランド力の高さを物語っています。SNSなどが普及した現在、こうした有名店の情報はすぐにインターネット経由で広まってしまいます。そのため、買取にあたって不正な行為をするとは考えにくく、安心して利用できると言えるでしょう。買取業者を選ぶ際には、対応エリアの規模を調べることをおすすめします。
ただ、全国に店舗を構える業者でも、フランチャイズ店は直営店に加盟料などを支払う必要があり、そのぶん買取査定額を低く抑えようとすることもあります。一方、直営店では、査定ミスを防ぐために本部の指示を仰ぐことがあり、査定が完了するのに時間がかかる場合もあると知っておきましょう。
鑑定・査定後には、次のポイントを確認しましょう。
買取手数料が有料の業者を選んだ場合、その手数料が他の業者と比べて高いか低いかを確認しましょう。買取手数料が安くても、買取価格も低いのであれば、損をする可能性もあります。買取価格と買取手数料の両方を他と比べ、手数料を差し引いた金額が多いほうを選ぶと後悔がないでしょう。
ほとんどの業者では、金を買い取る際に書面(見積書や契約書など)を作成してくれます。こうした正式な書面を作成しない業者の場合、なにかトラブルがあっても契約の破棄やクーリングオフなどの交渉ができません。法的な手続きには、契約時に作成された正式な書面が必要です。買取依頼者の立場を守り、安心して取引するためには、書面を発行してくれる業者を利用すべきでしょう。
金を売る際には、複数の業者に査定を依頼するようにしましょう。ひとつの業者に査定を依頼し、納得できない買取価格を提示された場合でも、他の業者ではそれより高い値がつくこともあります。多くの業者では、査定サービスに費用がかかりません。複数の業者から見積もりを取り(相見積もり)、いちばん高く買い取ってくれる業者を選びましょう。
アポイントなしで自宅を訪れ、売却を迫る訪問買取は、詐欺被害が多い取引形式です。特段の理由がある場合を除いて、断るようにしましょう。相場より低い価格で強引に買い取るパターンも多く報告されています。こうした被害を防ぐため、訪問買取業者の要求には応じず、物品を提示しないことが大切です。身分を提示しない、退去しないといったことがあれば、迷わず警察に通報しましょう。
もし強引な要求に応じて買取が成立してしまっても、8日以内で書面があれば、クーリングオフの対象となります。