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金の買取の際、「これってどういう意味?」「これはなんでこの値段になるの?」と思ったことはありませんか?金の買取の際、ちょっとした知識の有無がその金額が正当なのかどうかの判断に繋がります。ここでは金のジュエリーやインゴット(延べ棒)などについて説明します。
金は当然素材ですから、色んな形で市場に出回ります。良く見るものだとジュエリーやアクセサリーの他、インゴット(延べ棒)、金貨、金箔や金粉。少し珍しいものだと、歯科金属(金歯のような、歯の治療に必要な金)といったものもあります。同じ重さ・純度の金でも、場合によってはこれらの形が査定に影響することも。例えば金粉や歯科金属は、場合によってはそもそも買い取ってもらう事すらできません。
ここではこういった、金の形や種類についてご説明します。
よく漫画でも出てくるため、金といえば延べ棒をイメージする方も多いのではないでしょうか?金の延べ棒は一般的には「インゴット」と呼ばれ、低品質なものや偽造品が出回らないように、厳しい規格や審査基準を設けられた状態で売買されます。特にただの金塊として扱われるのではなく、表面には重さや金の含有量、作った業者のマークなどが掲載され、信頼性を高めています。あなたの手持ちの金はどんな形をしていますか?
ここでは、金の「延べ棒」として知られるインゴットについて解説します。
「18金のネックレス」など、金の中でも「18金」や「24金」と数字をつけて呼ばれることを目にしたことがある方も多いでしょう。これは、金の純度を表した数字です。
18金は純度75%、24金は純度99.9%~100%。ちなみに普通アクセサリーなどで18金が使われているのは、金が柔らかい金属の為、純金だとアクセサリーに向かないからです。
金は純度や混ぜ物によっても色が変わり、「ホワイトゴールド」「イエローゴールド」「ピンクゴールド」など、いくつかの種類に分かれます。
あなたが持っている金のジュエリーは、何金で何ゴールドですか?ここでは、金の純度について詳しく説明します。
金のインゴットには、正式なものであれば多くの場合刻印が刻まれます。もちろんこれはデザイン目的ではなく、れっきとした意味があるもの。例えば大きく描かれているロゴマークのようなものは「メルターズマーク」と呼ばれ、どのメーカーが精製したインゴットか、というのを表しています。他にも純度や重量表示など、鑑定において大事な要素が記載されているのがこの刻印なのです。
インゴットは多くの場合日本造幣局の刻印が刻まれていますが、一部は外国の刻印だったり、何らかの理由で刻印がない場合もあります。
金のジュエリーなどで多く見られるのが、金メッキ。当然ですが、金メッキであれば価値は大きく下がります。
ジュエリーが金メッキかどうかを確認するのに有効なのは、刻印を調べること。例えば【K18 3M】のような刻印があれば、それは金メッキのアクセサリーだとわかります。また、金メッキの種類によっては、磁石で反応するものの。ただしあくまでもメッキの一部の種類は、ですので、これは確実ではありません。
もしかりに金メッキかどうかわからない場合、買い取り業者に持っていって相談するのがおすすめです。
金の売却の際、基本的には「譲渡所得」として扱われ、得た金額(売却益)が50万を越えたら課税の対象になります。
また、長期譲渡所得といって5年以上金を売らずに保持していた場合、売却益が半分としてカウントされるのでお得です。
手持ちの金を売るときには「どこで売るか」「何を確認してから売るか」が重要です。
金の買取をおこなう業者は数多く存在しているため、事前にそれぞれの業者の特色を知ってから査定を申し込むのがおすすめです。また、売ろうとする金の純度や重さを確認しておくと、納得できる取引となる可能性が高まります。買い取ってもらえない金ではないかを確認しておくことも大切です。
金の売り方の流れや業者選びのポイントなどについても確認しておきましょう。
金を売る際に重要なのが、買取業者の選び方です。
後悔のないよう金を売却したいなら、来店前に業者の公式サイトや口コミ、手数料の有無などを確認しておきましょう。買取実績や査定・買取方法にかんする情報が乏しい業者は避けるのが無難です。
また、鑑定・査定後にも手数料の額を確認し、買取価格と照らし合わせたうえで損のない取引を目指したいもの。契約書などの正式な書面を作成してくれるかどうかも大切なチェックポイントです。
金の買い取りは店舗で買取を行う方法と買い取ってもらいたいモノを郵送する方法、査定スタッフが自宅まで出張して行う方法の3つがあります。どの方法が良いという訳ではなく、それぞれの方法にメリット・デメリットがあるのです。たとえば店舗買取であれば査定担当者と直接やり取りができる、自分の好きなタイミングで依頼できるなどのメリットがありますが、店舗まで自分で行く必要がある、買い取りの荷物が多いと大変などのデメリットもあるでしょう。
金の買取を行う際には、手数料が必要となる場合があります。手数料無料と謳っている業者もありますが、その場合は買取価格自体が低い可能性があるため注意が必要です。査定方法も業者によって異なるため、手持ちの金をより高く買い取ってもらえる業者を選ぶことがポイントとなります。
金の取引価格は日々変動しているので、できるだけ高いときに買取を依頼するのがポイントです。金の相場は世界情勢やインフレ、為替などの状況によって変動するので、日々ニュースや金の取引価格をチェックする必要があります。金相場は新聞に前日の取引価格が記載されているので、相場の参考にするとよいでしょう。
金の買取は、200万円までは各々の業者が定める身分証明書のみで取引ができますが、200万円以上の取引においては、マイナンバーの提示が義務付けられています。こちらの記事では、200万円以上の取引に関する情報や、マイナンバーの提示に限らず金買取の取引において必要な書類について解説しています。